[メイン2] やすな : 「ん〜?なんて言ったのかな〜?」

[メイン2] チノ : 「……いじわる、いじわるやすなお姉ちゃん」

[メイン2] やすな : 「ふふ…ごめんね意地悪しすぎちゃったかな?」

[メイン2] チノ : 「……許しません」
不意に唇をやすなの唇へ重ねる

[メイン2] やすな : 「ん…」
静かに受け入れるやすな

[メイン2] やすな : (唇を重ねながらゆっくりと撫でるやすな)

[メイン2] チノ : 「んんっ………」
そのキスはただ唇同士を重ね合っているもので、大人のそれとは違う
だけれども、この行為自体に二人の体は更に火照りを増す

[メイン2] やすな : 「ぷはっ!チノちゃんこれ以上キスしちゃうと窒息しちゃうよ〜」

[メイン2] やすな : 「…どうだった?」

[メイン2] チノ : 「っぷはぁ………ど、どうって……」
目を逸らしながら……
「………ドキドキしました」

[メイン2] やすな : 「…私も」

[メイン2] やすな : 「すっごくドキドキしたよ」

[メイン2] チノ : 「…………!!」

[メイン2] チノ : 「……あの、やすなさんっ」

[メイン2] やすな : 「なぁに?」

[メイン2] チノ : 「その………やすなさんは、私のこと……どう、思ってますか……?……可愛いとか、そういうのではなく……」

[メイン2] やすな : 「ふふ…」

[メイン2] やすな : 「…好きだよ」

[メイン2] やすな : 「もう一回キス…してもいいかな?」

[メイン2] チノ : 「!!」
好き。その言葉に頭が真っ白になる

[メイン2] チノ : 「…………はい」
恥ずかしがりながらも、目はやすなの瞳へ

[メイン2] やすな : 「じゃあもう一回…するね」

「目…閉じて…」

[メイン2] チノ : 「んっ…………」
言われるがまま、目を閉じる………

[メイン2] やすな : 目を閉じるチノをまじまじと見るやすな
(髪はさらさらだし肌はキレイだし長いまつげ…かわいいな…)

[メイン2] やすな : (そっと唇を重ねる)

[メイン2] チノ : 唇同士が振れた瞬間、びくんっ、と体が跳ねる

[メイン2] チノ : 「んっ……んむっ………」
唇同士をくっつけ合う………痺れる感覚が脳へ伝わっていく

[メイン2] やすな : (いたずらにちろちろとチノの唇に舌を這わすやすな)

[メイン2] チノ : 「っ………!?(えっ……や、やすなさんの……舌っ………!?)」
未知、未感覚の感触にぞくりとする

[メイン2] やすな : (さらに頭に手を回しより強く引き寄せるやすな)

[メイン2] チノ : 「はむっ………んんんっ……!?」

[メイン2] チノ : 「(やすなさんっ、力強い………滅茶苦茶にされてしまいますっ………)」
不快感は無い、むしろチノの脳は高揚していた

[メイン2] やすな : 「…っぷはっ…」
明らかに興奮しきっているやすな
「する…?続き…?」

[メイン2] チノ : 「……んぁ………?」
離れるやすなの舌、唇を目で追ってしまう
その目は、もっと…ほしい……と嘆願しているようであった

[メイン2] やすな : 「ふふ…聞かなくても良かったかな?」
そう言ってもう一度唇を重ねるやすな
また舌をちろちろと這わせる

[メイン2] チノ : 「はむ……んむっ……」
腕をやすなの頭に回し、抱き締めながらチノもやすなと舌を絡め合う

[メイン2] やすな : 「ん…」
舌を絡めながら今まで頭を撫でていたその手はチノの身体を愛撫する

[メイン2] チノ : 「んぁっ……!?…や、やふなはんっ……んんぅ……!?」
荒くなる呼吸、そして汗の熱気

[メイン2] やすな : そっと唇を離すやすな
「もっとすごいこと…したい?」

[メイン2] チノ : 「………い、言わせないでくださいっ……」
少し怒ったような顔を見せる、しかしその手はやすなの裾を握り締めていた

[メイン2] やすな : 「ごめんごめん…ほら」
今度は唇ではなく首にキスをしながらゆっくりと服を脱がせていくやすな

[メイン2] やすな : 「かわいいね…好きだよ…」

[メイン2] チノ : 「あっ……………やすなさんも脱いでくれないと、やです」

[メイン2] やすな : 「あっそうだよね」
そっと体育着を脱ぐやすな

[メイン2] やすな : 「チノちゃんのそんな顔初めてみたかも」

[メイン2] チノ : 「………そ、そうでしょうか……?」

[メイン2] チノ : 生まれたままの姿になったやすなとチノ
校舎裏で見つめ合う

[メイン2] やすな : 「うん…いつもとちがってずっともっと抱きしめていたく成る顔」
ゆっくりとチノの腰に手をまわすやすな

[メイン2] チノ : 「うぅっ………」
やすなの言葉ひとつひとつに脳が溶けていくかのような、そんな感覚になる

[メイン2] チノ : 「………私も、その……やすなさんのこと、もっと抱きしめたいです」

[メイン2] やすな : 「………いいよ」
そっと身体を委ねるやすな

[メイン2] チノ : 「……やすなさんの体、あったかいです……」
肌と肌を密着させ、抱き締める

[メイン2] やすな : 「チノちゃんの身体はひんやりしていて心地いいね」

[メイン2] チノ : 「ふふ、なんだか面白いですね」

[メイン2] チノ : やすなとチノは手と手を絡め合い、見つめ合う

[メイン2] チノ : 校舎の壁に背をつけ、影の中でまた一つになる

[メイン2] チノ : 嬌声と、アブラゼミが鳴く声、そんな夏の日であった────

[メイン2] チノ :